過去の蓄積の25%は捨ててしまう
鮒谷周史さんのメルマガ「平成・進化論。」に興味深い言葉がありました。
「過去の蓄積の25%は捨ててしまおう」
■人間というものは、毎日のきまった仕事をしていくうちに、
仕事のしかたや考え方、あるいは時代認識などに、
どんどん、垢がついてくるものです。
その垢は、強制的にこそぎ落とし、
新しい概念を取り入れていかなければ、
身軽さが失われていってしまいます。
そこで、過去のものはつねに切り捨てていかなければ
ならないのです。
過去の経験を活かすことは重要ですが、過去の成功にとらわれすぎては成長することはできません。前に進むために過去のうちのいくらかをあえて捨ててしまうということも必要になってきます。
自分の引き出しのキャパシティがある程度決まっていると考えれば、引き出しの中に入れるインプットを増やすためにはある程度「捨てる」勇気も必要になってくるでしょう。それが自分の中で常識となっているような過去であればあるほど、新たなインプットは自分にとって大きなものになるかもしれませんね。
岡野雅行さんも「あしたの発想学」の中で以下のようにおっしゃってました。
誰も思いつかない、「まったく新しい発想」というのは従来の発想の延長から生まれるものではなくて、既存の考え方を壊すことによって、はじめて新しい発想のスタート台に立てるものだと、あたしゃ思うね。
「あしたの発想学」(p.8)
過去にとらわれず、前に進むために、自分の過去の蓄積をあえて捨ててみる勇気が必要なのですね。