空・雨・傘を理解する - Think! No.25

フレームワークを身につけ、ビジネス思考力を高めていきたいものです。


Think! No.25(2008 SPRING) (25)

Think! no.25

Think! no.25


今回のThink! のテーマは、「キャリアを高める勉強力」。このブログでも何度か紹介している、勝間和代さんや小室淑恵さんを初め、著名な方々が「勉強力」について語っています。


そんな中で今回は勝間さんのパートを。「効率が10倍アップする新・知的生産術」でもっと詳しく知りたいと思っていた「空・雨・傘」をより詳しく説明してくれていました。
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法

【問題】日本に犬は何匹いますか?

まず、この問いで「ビジネス思考力とは何か」を解説しています。話題の「フェルミ推定」ですね。
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」


ビジネス思考力は下記の5つの要件で定義されるようです。

  1. ビジネスの場を中心として
  2. 限られた情報と限られた時間の中で
  3. より適切な推論・判断を行い
  4. より適切な行動を起こすことで
  5. より高い付加価値を生み出す能力


そして、このビジネス思考力を鍛えるにあたり、6つの思考段階を身につけるべきとおっしゃっています。それが、

「知識−理解−応用−分析−統合−評価」

という6つで、それを3つに分類すると、

1. 空−事実認識(知識、理解)、2. 雨−解釈(応用、分析)、3. 傘−問題解決(統合、評価)のモデル

になるそうです。

この3分類、6つの思考段階(プロセス)をまわし続けているかどうかが重要とのことです。「効率が10倍アップする新・知的生産術」を読んだときよりもだいぶクリアになりました。


この6つの思考段階を基礎に、会計思考、統計思考、経済思考、マーケティング思考という4つの学術分野のフレームワークを身につけることが重要とのことです。


勝間さんの今までの本に書かれていたことよりもハードルが高い気がしていますが、チャレンジする価値はかなり高そうです。