空・雨・傘を理解する - Think! No.25
フレームワークを身につけ、ビジネス思考力を高めていきたいものです。
Think! No.25(2008 SPRING) (25)
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: 単行本
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今回のThink! のテーマは、「キャリアを高める勉強力」。このブログでも何度か紹介している、勝間和代さんや小室淑恵さんを初め、著名な方々が「勉強力」について語っています。
そんな中で今回は勝間さんのパートを。「効率が10倍アップする新・知的生産術」でもっと詳しく知りたいと思っていた「空・雨・傘」をより詳しく説明してくれていました。
【問題】日本に犬は何匹いますか?
「Think! No.25」(p.25)
まず、この問いで「ビジネス思考力とは何か」を解説しています。話題の「フェルミ推定」ですね。
ビジネス思考力は下記の5つの要件で定義されるようです。
- ビジネスの場を中心として
- 限られた情報と限られた時間の中で
- より適切な推論・判断を行い
- より適切な行動を起こすことで
- より高い付加価値を生み出す能力
そして、このビジネス思考力を鍛えるにあたり、6つの思考段階を身につけるべきとおっしゃっています。それが、
「知識−理解−応用−分析−統合−評価」
「Think! No.25」(p.26)
という6つで、それを3つに分類すると、
1. 空−事実認識(知識、理解)、2. 雨−解釈(応用、分析)、3. 傘−問題解決(統合、評価)のモデル
「Think! No.25」(p.26)
になるそうです。
この3分類、6つの思考段階(プロセス)をまわし続けているかどうかが重要とのことです。「効率が10倍アップする新・知的生産術」を読んだときよりもだいぶクリアになりました。
この6つの思考段階を基礎に、会計思考、統計思考、経済思考、マーケティング思考という4つの学術分野のフレームワークを身につけることが重要とのことです。
勝間さんの今までの本に書かれていたことよりもハードルが高い気がしていますが、チャレンジする価値はかなり高そうです。