「しないこと」を無意識化することによって自動的に出来なくする

先日の大切なものを守るための"Not To Do" - 仕事がデキる人の「しないことリスト」というエントリで取り上げた日経ビジネス Associeの記事に対して、梅田望夫さんがエントリを書かれていました。


「しないことリスト」で考えてほしいこと - My Life Between Silicon Valley and Japan

何が違うか。それは自動的に「しないこと」が判断できるということだ。その都度、この人ならいいやとか、そういう曖昧な判断がいっさい入らないことが大切なのだ。


つまり、「しないこと」と決めたことに対しては、無意識のレベル落としたほうがいいということでしょう。
「しないこと」かどうかに関して自分で考える余地があると、どうしても逃げ道が出来てしまい、「しないこと」のはずなのに、このケースだけはは「していいこと」となってしまう可能性があります。人は弱い生き物なので、どうしてもしてしまうでしょう。


そこで出てくるのが「無意識化・習慣化」ですね。自分の判断を挟む余地なく、ある対象に対して自動的に「すること」「しないこと」が決まることが重要なのです。それは、なぜ「しないこと」を決めたのか、という理由を考えれば、その重要性がわかると思います。

無意識化・習慣化の重要性に関しては、本田直之さんも「レバレッジ・シンキング」で以下のように書かれています。

考えると行動には移りません。習慣にしてしまえば、自動的に身体が動くようになります。
(p.51)

人間の意志は強くありません。この行動研究でも意識的な行動は五%に過ぎないのです。意識的な行動は続かないことが多いのです。意識的に行動しようとすると、「やる、やらない」で悩んだり、続かなくなることもあります。
(p.52)

レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術


「しないこと」も無意識化・習慣化してしまいましょう。