フナクイムシからトンネルの掘り方を学ぶ

日曜日の夜にやっていた「近未来×予測テレビ ジキル&ハイド」という番組で面白い内容をやっていました。


6月に開通予定の副都心線の工事で、地下に穴を掘っていく機械はシールドマシンと言われるもので、それはフナクイムシという虫が、木を食べがら木に穴を開け、食べた木屑を後ろから排出し、さらに体液で穴の壁を保護してトンネルをつくっていく、という特徴を参考にしたもの、ということでした。

シールドマシンとは?
無数の歯がついた巨大な円盤を回転させながら地中を掘り進むマシン。
掘ったそばからトンネルの壁を貼り付けていくことができる。
このシールドマシンは、木を食べながらトンネルを作るフナクイムシの生態をもとに考案された。

このように、一見全然関係の無いところから、ものすごいアイデアを生み出した人というのは、これまでに何人もいます。ニュートンのリンゴもそうですし、セレンディピティの代表例にもあげられる3M のポストイットもそうでしょう。


ただ、このような偶然ともいえるようなすごいアイデアをひらめいた人は、たまたまそれを思いついたわけではなく、常に自分が持っている課題に対して解決策を探していたから、このようなアイデアが生まれたのでしょう。


加藤昌治さんの「考具」カラーバスの説明にあったように、

違いは意識しているかどうか、の1点

なのです。

考具 ―考えるための道具、持っていますか?