常に複数の視点を持つ - 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉

先入観を持っていると間違いにも気づかないかもしれません。


「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉
山田 真哉


2/15 の勝間和代さんのセミナーで紹介されていた山田真哉さんの最新作。前作を否定するようなタイトルが印象的。


このタイトルの意味というのは、会計的な視点だけではビジネスは語れない、ということです。

ここで私が言いたいのは、「食い逃げされてもバイトは雇うな」という、会計の観点からしか見ていない短絡的な考えは、大間違いということです。
(p.192)


山田さんの言葉を借りると、ビジネスには「会計的な行動」か「非会計的な行動」という二つの面があります。その中で片方の面しか見ないというのは、物事を一部分しか理解できず危険であるともいえるでしょう。そこでどうすればいいかというのが、複数の視点を持つということです。

会計・非会計の話にかぎらず、ビジネスにおいても、生活においても、大事なのは複数の視点を常に持つことです。
(p.233)


これは、勝間さんが「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」の中でおっしゃっていた「知の3点測量法」をインプット以外に活かすことであるとも言えるかもしれません。
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法


複数の視点を持つためには、多読だったり、いろんな行動を起こしたりで、質の高いインプットの量を増やしていくことと、自分が先入観にとらわれていないかという客観的な姿勢を持つことが重要でしょう。


先入観や思い込みにとらわれず、常に複数の視点を持つことを意識しておきたいものです。