カレーの甘口は甘くない
カレーパンの甘口というものを見て疑問に思ったことを、フクさんが辛口なエントリで代弁してくれていました。
昔から、おかんには言っているのですが
私は甘口のカレーが許せないです!
いや、甘口カレーも美味しいと思いますが
"甘口"っていう表記が許せないのです。
カレーに"甘"って字を使うな!
そもそも甘くないやろ怒!
せめて"辛さ控えめ"とかにしなさい!
カレーの辛さは、英語だとHot とかMild になるんだろうけど、それを甘い、辛いで表現した人の発想の勝利というところでしょうか。「辛くない」という否定形で表される特徴ではなく、「甘口」という言葉で表現することで別の意味まで持たせているような気がします。
佐藤可士和さんも「佐藤可士和の超整理術」で、キリン「極生」のプロジェクトで発泡酒のネガティブなイメージを打開した方法を以下のように語っています。
いままでネガティブだと考えられていた要素をもう一度見直してみて、ハッと思い当たりました。これらのマイナスイメージは、そのままプラスに転換できるのではないか、と。“ビールの廉価版”ではなく、“カジュアルに楽しめる現代的な飲み物”、“コクが足りない”のではなく、“ライトで爽やかな飲み口”というふうに。ビールの真似という視点ではネガティブな要素だったものが、裏を返せば立派なアピールポイントになり得ることだったのです。
(p.55)
ポジティブな立ち位置を築くことが重要なのですね!