復習によりロボットを鍛える - 「快ペース仕事術」セミナー

第15回あすなろBLOGセミナー「快ペース仕事術」を受講しました。


このセミナーは、先日のエントリで取り上げた佐々木正悟さんの「快ペース仕事術」という同名の著書に関するセミナーでした。


セミナーには、佐々木さんの他に、シゴタノ!というブログを佐々木さんと一緒にやられている大橋悦夫さんもスピーカーとして参加されていて、適度にボケながら、佐々木さんのお話していた内容をフォローされていました。


セミナーでは、「どうやって快ペースを身につけるか」を学びました。快ペースとは高速化したマイペースのことだ、と定義されていたので、「どうやってマイペースを高速化させるか」という言葉に置き換えられますね。


マイペースを高速化する方法には、以下の2つがあるとおっしゃっていました。
1. 強制的に速いペースにした後に、自分の好きなペースにする
2. 復習でロボットを鍛える


1.に関しては、先日のエントリで書いたとおりですね。

トニー・ブザン 頭がよくなる本

頭脳が高速の状態にすっかり慣れてしまい、それを「当たり前」のように感じるためこのようなことが起こる。以前「当たり前」だった状態は、新しい状態に慣れてしまうとたいがいは忘れられてしまうのだ。
(p.58)

トニー・ブザン 頭がよくなる本


2. に関しては、無意識で出来ることをロボットと呼んでいるわけですが、このロボットについては大橋さんがシゴタノ!の中で、佐々木さんの「「ロボット」心理学」から引用して、解説してくれています。

シゴタノ! - そもそも仕事が楽しくないのはなぜか?

何よりも押さえておく必要があるのは、「ロボット」は心理学用語でいうところの「自動化(オートマティゼーション)」であり、複雑な一連の作業を楽々こなせるようになるための、複合的な記憶力の産物だという点だ。生きていくことは、じつに複雑で大変な作業の連続だ。だから、もっと容易にヒトが生きていけるように、「ロボット」が手助けしてくれるわけである。重要でない仕事は「ロボット」に任せてしまおうということだ。


このロボットを鍛えることによって、無意識に出来ることが多くなり、マイペースが速くなるというのです。ロボットには、文字を読むロボット、英語がわかるロボットなどがいて、それが合体して英語を読むロボットになるらしいのですが、鍛えるのであれば、合体前のロボットがいいそうです。


そして、鍛える方法としては「復習」がいい、とおっしゃっていました。これに関しても、大橋さんがシゴタノ!で語ってくれています。

シゴタノ! - 身体を動かしてやってみる

5.エビングハウス忘却曲線に沿って適切なタイミングで復習を行うと効果的


適切な復習でロボットを鍛えて、快ペースを身につけたいものです!