相手の聞きたいことを話す - 研修女王の最強3分スピーチ
スピーチといっても、一方通行のコミュニケーションではありません。
研修女王の最強3分スピーチ
大串 亜由美
仕事でそのまま使える実践CD付き 研修女王の最強3分スピーチ―アガリ癖、話しベタは、必ず治る!
- 作者: 大串亜由美
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/01/19
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 243回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
年間277日の研修をこなすという大串亜由美さんが書かれたスピーチの本。私もネゴシエーションの研修で大串さんにお会いしたことがありますが、本当に研修慣れをしている、人前で何かを話すのに慣れているといった印象でした。
自分が言いたいことを整理するのではなく、相手の「疑問」「質問」で話を組み立てる - これがポイントです。
(p.82)
自分が話すより相手に話させること、相手の話をよく聞くことが大事です。そこで拾った相手のキーワード、相手の好きな言葉を使って話しましょう。
(p.135)
人はみな自分のことにしか興味がないと言っても言いすぎではないでしょう。相手の話していることが自分の聞きたいこととかけ離れていれば、興味が段々薄れていくものです。だから、何か相手に伝えるためには、「相手の視点で、相手の関心事に関連させて、相手の言葉で話す」ということが重要になってくるのです。
このことについては、D・カーネギーの「人を動かす」の中で述べられている、関心のありかを見ぬくという項目に通じていますね。
相手の関心を見ぬき、それを話題にするやり方は、結局双方の利益になる。
(p.136)
自分だけの視点から抜け出して、相手の立場になって話す習慣をつけたいものです。